ヴォーカルのジョエルとギターのベンジーのツインズが率いるグッド・シャーロット。全米チャート初登場7位の快挙を成し遂げた2ndアルバム『ヤング・アンド・ホープレス』でニュー・ファウンド・グローリー、SUM41 と並んで現代を代表するパンク・バンドの仲間入りを果たした彼らが00年に発表したデビュー・アルバム。その2ndアルバムに比べると、まだまだ甘さは感じられるものの、すでに現在の彼らを思わせるポップ・ソングが多数収められている。パンク・ロックの枠にこだわらない曲作りが彼らに現在の成功をもたらした。そんなことが実感できる作品だ。(山口智男)